革を鞣す(なめす)
- komorebi
- 2020年9月6日
- 読了時間: 2分

WOODsLANDMioキャンプ場スタッフのチャコ(犬♀推定2歳)がアナグマと闘い見事に仕留めましたとWOODsLANDMioのオーナーより連絡がありました。
さすが、猟犬の血統なだけあります
普段は優しい顔をして
誰にでも尻尾フリフリするのですがやる時はやります。
その仕留めたアナグマは
次の日に捌いてお肉にして振る舞われました
アナグマのお肉は美味しいとネットには書いてあったりと食べたかったのですが
残念ながらその場に居合わせず食べる事はできませんでした
その後、食べた人に感想ききましたが反応は微妙で…
その代わりに剥いだ皮を鞣す事になりました。
鞣し【なめし】とは皮を革にする工程の事です。
もっと簡単にゆうと固くなったり腐らない様にする事。
その鞣しの種類も様々です
古くから行われてきた鞣しの方法としては
1燻煙法:主として植物の煙,例外的に動物の煙[主に遊牧民,草原地域に多く見られる]
2動物油脂法:脳漿法—主として牛脳,鹿脳,及び骨髄,馬脳 その他の方法—主として牛乳,羊乳,バター,卵,魚卵
[主に狩猟民族,植物油脂の入手困難地域に広まる]
3明礬法(みょうばんほう):明礬
4植物タンニン法:樹皮,果実,葉などの抽出汁 [小アジア地方で発生し,地中海周辺及びヨーロッパで広く行われた]
5植物油脂法:草木の油脂分
6その他の特殊法:酸,打叩,噛む,皮硝6,屎尿,木灰, 熱の利用
この中で選択したのは
『植物タンニン鞣し』
紀元前3千年頃、ある種の木の樹皮が生皮を「革」として利用できるタンニンを含むことを発見。
発見した経緯は下記のように言われています。
倒木のそばで死んだ獣の皮や染色のために草木の汁に漬けた皮が腐らないことから発見されました。
話は逸れますが
ネイティブアメリカンは
皮を数週間灰汁(アメリカツガ、オーク)に浸漬し、肉片と毛を除去していたそうです。
現在のタンニン鞣しは石灰や塩漬け、洗いなど様々な工程を経て作られいき、製造方法も主にドラム式とピット槽と言われる方法があります。
このように小難しい話をしましたが
今回時間もなく
結論はタンニン水溶液にドブ漬けです
。本来濃度なども重要なのですが、原始的な方法で行いました。
油もしっかり切り落としていないので、強烈な臭いがすると思われます…
キャンプ場の片隅にアナグマの毛皮がタンニンの水溶液にドブ漬けされ放置されています。
誰か見つけたら発狂されるような気がします。
WOODsLANDMioでは街で体験できないことを体験しようとゆうコンセプトも持っています。
ご興味のある方は
で検索してみてください
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